20代で足のむくみに悩む女性は男性の10倍以上
どのくらいの人が足のむくみに悩んでいるかについてのデータが厚生労働省が平成22年に行った国民生活基礎調査にありました。
これによると、足のむくみやだるさを訴える人の割合が男女で大きく違います。
男性の場合、足のだるさやむくみを感じている人の割合は20代で1000人中3人に過ぎませんが、女性はこの10倍以上の32.2人となっています。
足のむくみ・だるさを感じている人の割合
年代 | 男性 | 女性 | 女性が男性の何倍か |
---|---|---|---|
10代 | 1.3人 | 6.2人 | 4.8倍 |
20代 | 3.0人 | 32.2人 | 10.7倍 |
30代 | 7.1人 | 37.5人 | 5.3倍 |
40代 | 9.9人 | 46.7人 | 4.7倍 |
50代 | 14.7人 | 43.5人 | 3.0倍 |
60代 | 21.9人 | 44.4人 | 2.0倍 |
70代 | 40.4人 | 71.7人 | 1.8倍 |
80代 | 63.3人 | 98.5人 | 1.6倍 |
(データ参照:厚生労働省「国民生活基礎調査(平成22年)」を元に作成)
年代別にデータがありますが、最も差が大きいのが20代です。
男性の場合は、年齢を重ねるにつれ、緩やかに上昇していきますが、女性の場合は、20代から40代が高く、50代、60代で割合が減少するのも特徴です。
男性よりも女性の方が圧倒的に足のむくみを感じる人が多いのは筋肉量の関係だと思われます。
足のポンプの役割をして心臓から送り出された血液を重力に逆らって送り返すときに筋肉が必要です。この力が女性の方が弱いため、血行不良になりやすく、足のむくみとなってしまいます。
また、むくみには女性ホルモンも関係しています。このため生理前や妊娠中など女性ホルモンのバランスが変化するときは、むくみやすくなってしまいます。このことが20代から40代の女性でむくみを訴える人の割合が多くなっている原因だと考えられます。